【ファンタジーS】キャンディ 重賞初V!阪神JF出走へ

[ 2015年11月8日 05:30 ]

僅差でファンタジーSを勝利したキャンディバローズ(11)

 2歳牝馬重賞の「第20回ファンタジーS」が7日、京都競馬場で行われた。5番人気のキャンディバローズがゴール前5頭が横並びの大接戦を制して重賞初制覇を飾った。

 ガッツポーズで検量室前に引き揚げてきたルメールが、喜びを口にした。

 「外枠で難しいレースになるかと思ったけど、いいポジションが取れた。前の馬がいい目標になったし、ラスト200メートルからは素晴らしい瞬発力だったよ」

 前々で運べた利が大きかったのは確かだが、折り合いもスムーズで、レースセンスの良さは際立っていた。“マイルはどうか?”と問われたルメールは少し間を置いて「スピードがある馬」と言葉を濁したが、あと1Fなら大丈夫と思わせる勝ちっぷりだ。

 東京でレースを見届けた矢作師は「思った以上にいい競馬をしてくれた。この後は阪神JFへ」と力強く宣言した。ルメールにはメジャーエンブレムというお手馬もいるので鞍上は調整中だが、本番でも目が離せない1頭になる。

 ◆キャンディバローズ 父ディープインパクト 母アフレタータ(母の父タイキシャトル)牝2歳 栗東・矢作厩舎所属 馬主・猪熊広次氏 生産者・北海道浦河町富田牧場 戦績3戦2勝 総獲得賞金3624万1000円。

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2015年11月8日のニュース