【川口・日本選手権】永井リベンジ!14度目SG制覇

[ 2015年11月4日 05:30 ]

日本選手権を制し、賞金ボードを掲げる永井

 川口オートのSG「第47回日本選手権」(優勝賞金2000万円=副賞を含む)は3日、12Rで優勝戦が行われ、1番人気の永井大介(38=船橋)が5周2コーナーで逃げ粘る荒尾聡を逆転し、そのまま先頭でゴール。昨年12月の川口スーパースター以来、通算14回目のSG優勝を飾った。永井の選手権Vは10~12年の3連覇以来で4回目。

 表彰式でも共同インタビューでも、永井の第一声は9月の伊勢崎SGオートGP優勝戦で落車妨害失格を喫したことについてだった。淡々とした表情で「迷惑を掛けたが、周りの励ましがあって救われた。気持ちが強過ぎると事故になる。ニュートラルで走ることだけを考えていた」。この優勝で8年連続SGVを達成。「自分の中では凄い選手と思っていないが持続できるように頑張りたい」と話すと、ようやく笑顔がこぼれた。

 今年の優勝は意外にも2回目。「いい状態は長く続かない。あってはいけないことだが波はある」。そして「今年の残りのレースを全部勝つくらいの意気込みでやっていきたい」と力を込めた。選手権Vは何よりのエネルギー。遅ればせながら永井の進撃が始まった。

 ◆永井 大介(ながい・だいすけ)1977年(昭52)1月23日生まれの38歳。東京都出身。船橋支部所属。97年4月1日登録の25期生。同期は森且行、若井友和、岩崎亮一ら。通算77V(SG・14V、G1・16V、G2・12Vを含む)。1メートル70、50キロ。血液型O。

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