【東京４Ｒ新馬戦】１１番人気サンヘレナ∨　松岡「いい内容」

＜東京４Ｒ・メイクデビュー東京＞新馬戦を制した（７）サンヘレナ

　メイクデビュー東京は１１日、東京競馬場４Ｒ（ダート・１６００メートル・曇・やや重）で行われ、松岡騎手騎乗の１１番人気、サンヘレナ（牝２＝天間厩舎、父パイロ、母クーニャン）が、１番人気アジュールローズの追撃をしのいで新馬勝ち。勝ち時計は１分３８秒９。

　スタート後はタケルアロー、ロンドンタウン、ファニーヒロイン、トッコディルーチェの４頭が先行し前団を形成。サンヘレナは中団に位置を取り、１番人気のアジュールローズは中団後方に構えた。

　３、４コーナーを先頭で通過したのはロンドンタウン。ファニーヒロイン、トッコディルーチェが直後に続き、この３頭が横に広がる形でレースは直線へと入った。

　直線中盤に差し掛かるとサンヘレナが外から伸ばし、前を行く３頭をかわして先頭に。アジュールローズが直線終盤に猛追したがわずかに及ばず、サンヘレナがそのまま１着でゴールした。
　
　アジュールローズは首差の２着。そこから１馬身１／４差の３着は最内で粘ったトッコディルーチェだった。

　松岡は「切れ勝負だと劣ると思ったので、早めに抜け出した。時計も速かったし、いい内容」と笑顔。天間師も「追ってからしっかりした脚を使ってくれた。距離はもう少し延びてもいい」と話した。