【弥彦・寛仁親王牌】金子、2年前再現へ!さあ番手V差し

[ 2015年7月20日 05:30 ]

決勝進出を決め、レース後、クールダウンする金子

 19日の準決勝。11Rで人気を集めた深谷と浅井の中部勢は敗退。直後の12Rは激しい流れとなったが金子が鮮やかにまくり切った。

 弥彦競輪場で開催される寛仁親王牌は11年から5年連続で開催。優勝者は11年が浅井、12年が佐藤友和、13年が金子、14年が深谷で中部勢に相性のいい大会だ。

 そして金子にとって弥彦で行われる寛仁親王牌は「一生の思い出の舞台」。2年前の決勝戦。愛弟子の深谷と同乗した大一番でG1初制覇を達成。「(G1優勝を)諦めかけた時期もあったが頑張ってきて良かった…」と男泣きした表彰式は記憶に新しい。

 13年12月の競輪祭以来、2年ぶり3回目のG1優勝を狙うきょうの決勝戦は脇本を目標に戦う。「準決はスピードの乗りも良かったし脚は大丈夫。脇本君は仕上がってるので離れないように頑張る」。相性のいい競輪場と大会で2回目の寛仁親王牌優勝に挑む。

 ただ、ライバル勢も強力。動きの良さなら今大会一番の脇本。「自分の力を出し切って」G1初制覇を目指す。その脇本と真っ向勝負になりそうなのが3月・京王閣ダービーの覇者で充実著しい新田。その新田には渡辺―伏見―菊地と4車の結束があるだけに上位独占も十分。番手を回る渡辺のG1初優勝もある。6月・高松宮記念杯に続くG1連覇を狙うのは14年のMVP男の武田。「勝ちたいという気持ちも強いし、神山さんと2人で頑張る」。弥彦での節目のG1決勝戦。金子中心も優勝争いは横一線だ。

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