【安田記念】モーリス　イメチェンの快勝！「強気な競馬ができた」

＜安田記念＞直線で抜け出たモーリス（奥）がヴァンセンヌとのたたき合いを制して安田記念を制す

　春の東京Ｇ１シリーズを締めくくる「第６５回安田記念」が７日、東京競馬場で行われ、１番人気のモーリス（牡４＝堀）が快勝。１０００万下から４連勝でＧ１初制覇を飾った。管理する堀宣行師（４７）は、ダービーのドゥラメンテに続き２週連続のＧ１制覇。安田記念は１１年リアルインパクト、１２年ストロングリターンに続き３勝目となった。

　イメージチェンジの快勝だった。これまでは出遅れて中団～後方待機の競馬だったが、この日はスタートを決め好位で運んだ。持ったままの手応えで直線へ。粘るケイアイエレガントを捉えて先頭に踊り出ると、ヴァンセンヌの強襲を首差しのいでゴール板を駆け抜けた。

　騎乗した川田は「ゲートを出てくれたので、リズムだけと思っていた。終始行きたがっていたが我慢してくれた。直線は楽勝の手応えと思っていたが、最後にヴァンセンヌが飛んで来てヒヤリとした。２～３歳時にも乗せてもらっているが、その頃に比べて馬がたくましく成長した。強気な競馬ができた」と、勝利の喜びに浸っていた。