【オークス】レッツゴードンキ上昇ムード!梅田師「今が一番いい」

[ 2015年5月19日 05:30 ]

春の牝馬2冠に挑戦する桜花賞馬のレッツゴードンキ。左は梅田師

 先週のヴィクトリアマイルは3連単2070万馬券が飛び出し、盛り上がる春のG1シリーズ。今週のオークスも波乱含み。出走予定馬のほとんどが未経験の2400メートルが舞台。桜花賞馬レッツゴードンキはこの中間、調子はさらに上向き。春の牝馬2冠制覇にチャレンジする。

【オークス】

 歓喜のG1初制覇から中5週。桜花賞馬レッツゴードンキがさらなる上昇カーブを描いてオークス・ウイークを迎えた。今季はチューリップ賞、桜花賞と2戦して、この中間も順調そのもの。先週木曜は坂路でアドマイヤシャイ(3歳500万)と併せ、4F53秒9~1F12秒3としまい鋭く伸びて1馬身先着で駆け上がった。

 梅田師は「チューリップ賞は道悪がこたえたのか終わってからガタッと来て、そこから立て直しての桜花賞。ダメージが残るような競馬じゃなかったからね。いかにも叩き3走目という感じで出来は前走以上。今が一番いいんじゃないかな」とストレートに状態の良さを伝える。桜花賞は前に壁をつくって、しまいを生かすイメージだったが逃げ馬が不在。とっさの判断で先手を奪い、2着クルミナルに4馬身差でゴールを駆け抜けた。人馬の息はピッタリ。圧巻の勝ちっぷりだった。

 母マルトクは梅田師の父・康雄氏(今年2月末で調教師を引退)が管理してダート1000~1400メートルで5勝。短距離向きの母系を考慮しながら、じっくり素材の良さに磨きを掛けてきた。昨夏のデビュー2戦(新馬勝ち→札幌2歳S3着)で1800メートルは経験しているとはいえ2400メートルは未知の領域。そこにどう対応するか。そのための下地をつくってきた。「この中間も変わったことをせず普通に調教をやっている。あまりイレ込まないようにね。落ち着きがあるし、以前から稽古で行きたがったりはしない」

 当初はNHKマイルCも選択肢にあったが史上14頭目となる春の牝馬2冠制覇を狙ってここへ。「NHKマイルCじゃなくオークスに決めたわけだし何とか結果を出したい」。偉業にチャレンジする権利があるのは1頭だけ。桜花賞馬の看板を背負って堂々、3冠第2ラウンドに臨む。

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2015年5月19日のニュース