牡馬クラシック 混戦もディープ産駒プラチナ&レイが一歩リード

[ 2015年2月3日 05:30 ]

 牡馬クラシックは空前の混戦。昨年の2歳路線改革で重賞数は増えたが、複数を制した馬は不在。次々と新星が現れ、種牡馬も多彩。皐月賞まで2カ月半で、勢力図一変の可能性もある。

 リードするのはディープインパクト産駒の“東西横綱”だ。朝日杯FS優勝馬ダノンプラチナは父譲りの瞬発力が武器。マイルまでの経験しかなく、距離延長は今後の鍵だが、展開不問の機動力は中山向き。皐月賞まで不安は少ない。無傷V2のシャイニングレイは皐月賞と同舞台のホープフルS優勝で評価が上がった。2戦目で長距離輸送を克服。母系からパワーも兼備し、ダービー向きという点ではむしろこちらか。

 東京スポーツ杯2歳S優勝のサトノクラウンは馬群を縫った精神力と決め手が圧巻。新種牡馬ハービンジャー産駒のベルーフは展開不利の京成杯でねじ伏せるような強い勝ち方だった。

 重賞の増加で、賞金ボーダーは例年よりアップ。きさらぎ賞予定のアッシュゴールド(1100万円)、ポルトドートウィユ(900万円)は現賞金ではクラシックは厳しく、早めの賞金加算が責務。優勝すれば、現在1勝馬でも“クラシック切符”が入手できるだけに注目の一戦だ。

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2015年2月3日のニュース