IPATに障害、一部未集計で払戻金確定 JRAネットワークが原因

[ 2015年1月23日 05:30 ]

 JRAは22日、地方競馬IPAT(JRAのインターネット投票を利用した地方競馬の馬券購入サービス)で20日に発生したシステム障害について、JRA内のネットワークトラブルが原因だったと発表した。

 大井、笠松、園田競馬を発売した20日の地方競馬IPATは、障害発生で午前11時20分から43分間、発売を休止。この影響でJRAのネットワークから、地方競馬共同トータリゼータシステムに送信できなかった発売票数の一部(大井1R586票、2R4410票、笠松1R1377票、園田1R7355票)を未集計のまま払戻金が確定した。

 JRAが地方競馬主催者から聴き取った試算によると、この4レースの払戻金は発売票数が正常に集計されていた場合に比べ、馬券の式別によって最大80円の違いがあった。大井2Rの3連単は未集計分を含めれば2万4630円になるが、80円低い2万4550円で払い戻し。逆に園田1Rの3連単は未集計分を含めた場合3010円だが、40円高い3050円の払い戻しとなった。

 「集計された票数を当該競走の総発売票数として確定し、払い戻しを行う」との合意がJRA、地方競馬主催者と農水省の間でなされており、その合意に沿って払い戻し処理が行われた。

続きを表示

2015年1月23日のニュース