【川口・SS王座決定戦】永井、Wグランドスラム達成!

[ 2015年1月1日 05:30 ]

レースを制した永井は賞金ボードを掲げる

 川口オートのSG「第29回スーパースター王座決定戦」(優勝賞金3000万円)が12月31日、最終11Rで争われ、圧倒的な1番人気に推された永井大介(37=船橋)が2周3コーナーで先頭を奪うと、そのまま粘り切ってV。SG全5タイトルを2回以上制する“ダブルグランドスラム”を達成した。

 Vゴール後、永井はスタンドのファンに投げキッスして喜びを表現した。「ナンバーワン勝負服で初めてSGを勝ててうれしい。絶対に勝つんだという気持ちで臨んだ」。断固たる決意を全力でぶつけた10周回だった。まずはスタートが抜群だった。「緊張したが、きょう切らなくていつ切るのかという思いで行った」。1コーナー先制に成功。ただ、2周1コーナーで木村の逆転を許してヒヤリとした。「ウソ?という感じ。(木村)タケシの方がいいと思ったので早めに抜き返さないといけないと思った」。素早くさばき返し、その後は先頭をキープし続けた。

 所属する船橋オートは廃止問題で揺れる。「たくさんのファンに船橋オートへ来場してもらいたい。今まで以上に一生懸命なレースを続けるしかない」。先頭に立って反対の旗を振り続け、オートレースの迫力を懸命に表現し続けた。心技体、全てそろった男。永井の時代が15年も続いていく。

 ▼優勝戦VTR 1コーナー先制は永井。2番手の木村が2周1コーナーで永井の内に飛び込むが、同3コーナーで永井がインから再逆転。そのまま先頭でゴールした。木村は猛追も2着。中村は1周3コーナーで3番手も、先行する2人に離されての3着。

 ◆永井 大介(ながい・だいすけ)1977年(昭52)1月23日生まれの37歳。東京都出身。船橋支部所属。97年4月1日登録の25期生。同期は森且行、有吉辰也、若井友和、岩崎亮一ら。通算75V(SG13V、G1・16Vを含む)。1メートル70、50キロ。血液型O。

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2015年1月1日のニュース