【エ女王杯】メイショウマンボ 前走10着も完全復活連覇だ

[ 2014年11月11日 05:30 ]

データからあぶり出されたのは、連覇を狙うメイショウマンボ

 エリザベス女王杯過去10年のデータから優勝馬をあぶり出すと、メイショウマンボが浮上した。

 (1)順調さは大切 過去10年、1~3着の全30頭は9月以降にレースを使っていた。牝馬はまず順調さ。休み明けは力はあっても厳しい。ヴィクトリアマイル連覇を飾ったヴィルシーナは、6月宝塚記念3着以来。バッサリ斬ろう。

 (2)勝ち星 4歳以上の古馬の優勝馬は5頭いるが、大波乱を起こした09年クィーンスプマンテも女王杯までの芝成績は【5・1・4・10】。7番人気で優勝したレインボーダリアも【5・4・7・10】と5勝。勝ち味に遅い馬は、G1では勝てない。昨年2着馬ラキシスは、まだ3勝。善戦はともかく、Vは至難だ。

 (3)臨戦過程 3歳で優勝した5頭は08年リトルアマポーラ(秋華賞6着)、外国馬の10年スノーフェアリーを除けば、前走は全て秋華賞3着以内。古馬陣は天皇賞・秋組は【2・1・1・0】と好成績だが、出走予定馬なし。京都大賞典組は【1・2・0・3】と効率的。府中牝馬S組は【1・3・5・60】で優勝したのは12年レインボーダリアだけ。頭数ほどの活躍は見込めず。ディアデラマドレ、スマートレイアーは過信禁物だ。

 (4)3歳は勢い 08年リトルアマポーラがオークス7着→秋華賞6着からV。昨年メイショウマンボはローズS4着→秋華賞1着から制覇。秋華賞で着順を下げた馬のVは1頭もいない。ヌーヴォレコルトはローズS1着から、着順を下げて2着。危ういパターンだ。逆に、古馬は年内にオープンで連対があれば合格。

 (5)距離実績 2200メートル以上の距離経験があって、結果を残した馬は強い。06年フサイチパンドラはオークス2着。昨年メイショウマンボはオークス馬。クィーンスプマンテは、2600メートルのオープン特別1着(みなみ北海道S)があった。オークス不出走のショウナンパンドラは2000メートルまでしか距離経験がなく不安だ。

 よって、今年もメイショウマンボ。京都大賞典からの一変は、古馬陣の典型的パターン。昨年の強さを再び見せてくれるはずだ。

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2014年11月11日のニュース