秋の東京・傾向と対策 騎手は丸田、調教師は池江厩舎が狙い目

[ 2014年10月8日 05:30 ]

東京競馬場

 10週間に及ぶロングランの新潟開催が終わり、今週から舞台は東京へ。いよいよ秋競馬が本格化する。10年以降の「秋の東京」の傾向を多角的に分析。馬券攻略のポイントを探った。

 ▼騎手 トップ騎手が分散する夏場と違い、ほぼリーディング順位通りの成績で蛯名が67勝でトップ。昨年中央へ移籍した目下リーディング首位の戸崎は22勝で12位だが、昨秋だけで15勝を挙げており、もちろん外せない。回収率で目立つのは勝利数20位の丸田。単勝、複勝とも100%を超えている。今夏はリトルゲルダとのコンビで重賞2勝と活躍したが、引き続き目が離せない。

 ▼調教師 秋の東京は藤沢和厩舎の独壇場。“ブランドイメージ”が定着しており配当的な妙味は薄いが、2回に1回以上は馬券に絡んでいるのだから信頼度は高い。意外に妙味があるのが単複とも回収率100%超えの池江厩舎。狙い澄ました遠征には要注意だ。勢司厩舎は勝利数、回収率ともに上々で“買い”。清水英厩舎は一発の魅力がある。

 ▼種牡馬 芝はディープインパクトの天下だが、回収率はかなり悪い。勝利数2~4位の馬も回収率は低く、妙味を求めるならフジキセキとマンハッタンカフェがおすすめ。今週は毎日王冠にフジキセキ産駒のロサギガンティア、いちょうSにはマンハッタンカフェ産駒のサトノフラムが登録している。ダートも勝利数上位は回収率が低く飛びつけない。連対率70・6%と驚異的な数字を残しているエンパイアメーカー産駒を見つけたら黙って買いだ。

 ▼距離・条件 東京芝は実力勝負の舞台というイメージもあるが、実はダートよりも荒れる。中でも芝1400メートルと芝1600メートルは3連単100万円超えが各6回など波乱続出。大胆に穴を狙っていい。条件別では2歳未勝利が堅いか大荒れかの両極端。古馬オープンは3連単100万円超えこそ2回だけだが平均配当は最も高く、一筋縄では収まらない。

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2014年10月8日のニュース