【プロキオンS】ベストウォーリア 首差制し重賞2勝目

[ 2014年7月14日 05:30 ]

ベストウォーリア(6)が豪快に差し切って重賞2勝目

 「第19回プロキオンS」は断然人気のベストウォーリアが差し切り、重賞2勝目となった。

 ベストウォーリアの戸崎は直線に向き、内が開かないとみるや迷わず外へ。中団追走で先行馬とは距離があったが、ゴーサインを出すとグングンと伸びた。残る標的は内から先に抜け出したキョウワダッフィー。こん身の右ステッキに呼応して最後に首差捉えた。重賞2勝目に導き、鞍上はホッとした表情をみせた。

 「外を回すのは良くないと思いましたけど、しっかり伸びてくれました。早めに流れが落ち着いたなかで折り合いがつき、リズム良く行けました」

 改装後に施行された過去2年のプロキオンSはレコード決着。今年は一転、平均ペースで流れたが、ウォーリアの折り合いはスムーズだった。戸崎は「以前は気性面で引っ掛かったりしていましたが、成長してそういうところがなくなりました」と目を細めた。

 石坂師も1番人気に応えて胸をなで下ろした。「構える競馬の方が合っているのかな。道中危ないと思ったけど、馬の力が強かったね。折り合いがついたし、肉体的にも強くなっているよ」と頼もしげに語った。

 今後に向けても大きな賞金加算だ。昨年のJCダートなど出走させたいレースに使えず、もどかしい思いをしていたが、これで軌道に乗っていきそうだ。

 「この後は夏休み。秋にどのあたりから使うというのはまだ分からない」

 石坂師は愛馬の様子を見極めながらレースを選択していくもよう。強さを見せつけた4歳馬がダート界の主役に駆け上がっていく。

 ◆ベストウォーリア 父マジェスティックウォーリア 母フラテーシャスミス(母の父ミスターグリーリー)牡4歳 栗東・石坂厩舎所属 馬主・馬場幸夫氏 生産者・米国バックポンドファーム 戦績13戦6勝(うち中央11戦6勝) 総獲得賞金1億5492万4000円。

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2014年7月14日のニュース