将来性◎ティルナノーグ まだ本気で走ってない

[ 2014年7月1日 05:30 ]

 将来性を秘めた馬が続々と勝ち上がったが、話題性で言えば日曜の阪神芝9Fを制したティルナノーグが1番だ。身のこなし、筋肉の質感ともに柔らかく、いかにもきれいな芝で持ち味が生きそうなタイプ。レースは前々で運び、外から並ばれると勝負根性を発揮。2着と首差だから記録だけを見れば一見地味だが、まだ本気で走っていないのは明らか。使いつついい意味でピリッとしてくれば、調教で見せている切れ味を実戦でも披露してくれるはずだ。

 日曜東京芝7Fを快勝したスペチアーレは桜花賞路線を沸かしてくれそう。母の半弟にダノンシャーク、同じく半妹にレイカーラがいるように、好走を約束された母系の出。牝馬ながら非力感が全くなく、ダイワメジャー産駒らしいパワフルなスピードが最大の武器だ。

 土曜東京芝8Fを豪快に差し切ったブライトエンブレムは、秋華賞馬ブラックエンブレムを母に持つ。ネオユニヴァース産駒らしいトモの甘さはあるが、センスは上々。使いつつ着実に力を付けるタイプだろう。

 日曜阪神芝8Fの未勝利で勝ち上がったベルラップも楽しみな逸材。トモはかなり緩いが、それでいてこのパフォーマンスは驚きだ。

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2014年7月1日のニュース