【函館スプリントS】フォーエバーマーク上昇!スムーズに11秒8

[ 2014年6月19日 05:30 ]

函館芝コースで行った追い切りで軽快な動きを見せたフォーエバーマーク

 サマースプリントシリーズ第1戦「第21回函館スプリントS」組では、函館芝コースで追われたフォーエバーマークが迫力十分の動きで好仕上がりをアピールした。

【函館スプリントS】

 今年もこの馬の季節がやってきた。昨年3着の雪辱を期すフォーエバーマークは、主戦・村田を背に芝コース単走。向正面中間の出入り口からコースに入り、実質4Fの軽めの内容だが動きは軽快そのもの。派手なアクションも一切ないが、ラスト1F11秒8まで自然と加速してゴール板を駆け抜けた。

 「動きは良かった。何より落ち着いているのがいい。昨年よりも状態はいいと思う」。村田が満足そうな笑みをたたえて引き揚げてきた。調教を見守った矢野師も納得の表情。「先週しっかりやったし、きょうは感触を確かめる程度。動きにも迫力があった。あとは週末に向けて自分で体をつくっていく馬だから」

 昨年のサマースプリントシリーズは函館SS3着、アイビスSD2着、キーンランドC1着と安定した成績を残したが、2勝を挙げたハクサンムーンに及ばずシリーズ総合Vを逃した。「今年こそ(シリーズVを)獲りたい」と、トレーナーは意気込む。最大のライバルはストレイトガール。昨年のキーンランドCで2着に封じた相手だが、村田は「昨年は特殊な馬場で行ったもの勝ちみたいなところがあった。今年は芝のコンディションがいい。この馬場で、しっかりとした競馬で負かしたい」と気を引き締める。

 「理想はハナ。自分の競馬をするしかない」と指揮官は正攻法を貫く構え。鞍上も「枠順次第だが、行けるのなら当然行く。函館は相性がいいし(4戦3勝)、馬も分かっている」と相棒への信頼は揺るぎない。1年越しの夏の短距離王へ。ここは落とせない一戦だ。

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2014年6月19日のニュース