【芦屋・賞金女王決定戦】海野パワーアップ 3回戦も攻める

[ 2013年12月14日 05:30 ]

13日の賞金女王決定戦11Rを制し引き揚げる海野ゆかり

 「第2回賞金女王決定戦」は14日、TR3回戦が行われる。2回戦で豪快なカドまくりを決め、14日のレースを4着勝負に持ち込んだ海野ゆかり(40=広島)が、抽選で11R3号艇を獲得。懇願していた1枠ゲットとはならなかったが、パワーアップに成功しており、再度S攻勢をサク裂させる!?

 豪快なカドまくりを決め、さっそうと歩く花道――。海野がTR2回戦を制し、勝負駆けに持ち込んだ。TR1回戦はカドから攻めるも伸び切れていなかったため5着。パワー不足を痛感した海野は勝負を懸け、プロペラの大幅修正とリング交換で2回戦に臨んだ。

 外枠には山川、日高のベテラン2人。S展示ではスローの4コースとなったが、本番ではカド取りに成功。「引っ張らせてもらえるとは思わなかった。カドになれたことが勝因」と言うようにツキも味方。そうなれば攻める一手だ!「全速でいいスタートが切れた。整備も全部いい方向に向かっている」。完全に伸び切ることに成功し、足回りに合格点を出した。

 「自分の運を試すためにも1枠が引きたい」との願いは強運の平山に打ち砕かれた。だが「これならカマシもスローも大丈夫。どこからでも行けます。いや、行かなきゃいけない!」。そう自分を奮い立たせ“水上の女神”はTR3回戦に立ち向かう。

 得点トップは長嶋。調整も合い、レース内容もグンとアップ。「負ける人はいない」と12人中、機力面でもトップをアピール。金田との3着競りを制した三浦も上昇カーブ。納得の乗り心地を引き出しており、持ち前の全速戦に持ち込めれば大敗はなさそうだ。

 インから敗れた平山は起こし位置が深くなったことが敗因で、機力面に問題はなし。1着勝負になったのが谷川、守屋、日高。自力で抜け出す伸びはなく展開に左右されそうだ。

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2013年12月14日のニュース