【秋華賞】ノボリディアーナ 叩き2走目&3戦3勝の京都で反撃

[ 2013年10月11日 06:00 ]

 【G1ドキュメント=10日】松永昌厩舎の雰囲気がいい。秋華賞にノボリディアーナ、来週の菊花賞はマジェスティハーツと2週続けてG1に出走。柏原が厩舎を訪ねたタイミングで、ちょうど朝イチに1週前追い切りを終えたマジェスティハーツが引き揚げてきた。担当・瀬戸口助手に「いい動きでしたね」と声を掛けると「そやな」といつもの笑顔。そして「ノボリディアーナの担当者、あんまり取材されなくて寂しがってるから、話、聞いたってや」と冗談交じりに近くにいた岡部助手に話題を振った。

 前日に追い切りをこなしたノボリディアーナはこの日、プールで調整。しっかり体をほぐした。

 「最近は元気があり余っている感じだから追い切り翌日も体を動かしているんです。この馬、上手に泳ぐんですよ」

 牧場勤務を経てトレセン入りした岡部助手にとって5年目で初のG1舞台。「初G1で人間の方がイレ込んでいます」と笑うが、その表情から変な緊張感は伝わってこない。この馬自身もリラックスムード。いい意味で力が抜けているようだ。

 「前回の休み明けもそうだったんですけど1回使ってからの方が落ち着きが出るんですよ」

 休み明けの前走・ローズS8着は馬も人も雨に泣いた。「道悪でノメっていたようです。僕は買ったばかりのワイシャツで臨む予定が、雨でそれを着れなくてカッパを着ることになったし(笑い)。今週日曜は晴れ予報。いい馬場でやれそうなのが何よりですね」。叩き2走目で3戦3勝の京都に替わって待望の良馬場、そして新品のワイシャツ。人馬ともに決戦の準備は整っている。

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2013年10月11日のニュース