【秋華賞】ローズSで強烈末脚 デニムアンドルビーをV指名

[ 2013年10月8日 06:00 ]

優勝1番指名はデニムアンドルビー

 過去10年のデータから優勝馬を探してみると、デニムアンドルビーが浮上した。

 (1)ステップ 今年のメンバーの前走は、上位馬に出走権が与えられるローズS組と紫苑S組、それから自己条件組。過去10年、紫苑S組と自己条件組は連にすら絡めていない。紫苑S組は07年に距離が1800メートルから2000メートルに変更された後も不振続き。最高は4着。連対20頭中16頭を占めているローズS組が圧倒している。

 (2)重賞実績 G1で互角に戦うには、やはり重賞での安定感が必要。ステップ重賞で2着以内でなくても、G1で5着以内の好戦歴がある馬は要チェック。08年ブラックエンブレムは前走ローズSで15着と大敗。本番は11番人気だったがオークス4着の実力を見せて巻き返した。スティルインラブはローズS5着、アパパネも同4着からV。ともに春の2冠馬だった。

 (3)距離適性 勝ち馬は全て芝1800メートル以上の重賞で2着以内の実績があった。ローブティサージュは1800メートルで新馬勝ちした後、2歳女王に。ただ、その後の重賞では苦戦続き。一歩後退だ。

 (4)芝実績 エバーブロッサムはフラワーCからオークスまで3戦連続2着。惜しいが、裏を返せば詰めの甘さが気になる。未勝利の1勝だけでは物足りない。

 (5)人気薄の樫V苦戦 9番人気でオークスを制したメイショウマンボ。確かに強い内容だったが…。過去10年、5番人気以下でオークスを勝った馬は4頭。うち3頭が秋華賞に出走して、全て2桁着順に沈んでいる。人気薄で勝ったオークス馬の秋華賞は鬼門。最後にマンボも脱落。

 結論はデニムアンドルビー。京都の内回りは直線が328メートルと短く、末脚自慢のデニムには決してプラスの条件ではないが、重馬場の前走・ローズSでの最後方からの追い込みが忘れられない。秋華賞歴代優勝馬を見ると名牝の名がズラリ。その仲間入りを果たす資格があるのはデニムだ!!

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2013年10月8日のニュース