【安田記念】3文字馬名の時代到来!?ガルボ「12勝3敗」狙う

[ 2013年5月30日 06:00 ]

ポリトラックで上々の伸びを見せたガルボ

 【G1ドキュメント=29日】先週のダービーをキズナがV。長く「現役最強3文字馬」として君臨してきたガルボが、これに燃えないはずがない!?ダービーで散々にやられた岡本は半ば、やけ気味の理由でガルボに注目。清水英厩舎を訪れた。

 追い切りはポリトラックコースで5F66秒2~1F12秒3。コーナーで目いっぱい外を回ってのものだから、数字以上に内容は濃い。ほぼ馬なりながら直線もしっかりした伸び。ここに来て大外を回る調教が目立つことについて師は「秘策」ともったいぶったが、「ちょっと重いかなという気がしたが、このひと追いで良くなる」と、仕上がりへの手応えを示した。

 ダービー卿CT優勝から直行した昨年は5着。雪辱を期す今年は京王杯SC(3着)を挟んだ。師は「これまでは自分に、目先の重賞を勝ちたがっていたところがあったが、今年はステップアップを考えてやってきた。前走は目いっぱいに仕上げていないし、上積みはある」と“昨年以上”を強調した。

 キャリア32戦の6歳馬。さすがに肉体面で急成長とはいかないが、師は好きな相撲に例えてこう話す。「力士も経験を積むと自分の型ができて、取り口がうまくなる。今のガルボはそんな感じ」。そして「11勝4敗くらいは計算できる」と続けた。「それじゃ馬券圏内ギリギリじゃないですか?」と岡本が返すと「そうか、三賞止まりか。じゃあ12勝3敗で」と笑った。混戦模様の今年の“安田場所”なら、12勝3敗でV戦線に加わる可能性は十分にある。

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2013年5月30日のニュース