【福岡・笹川賞】桐生3連勝!全速スタイルで王者・松井に挑戦

[ 2013年5月23日 06:00 ]

破竹の勢いで3連勝を飾った桐生。11Rで王者・松井に挑む

 昨年の「笹川賞」。2度目のSG出場で優出し、全国に名をとどろかせた桐生順平(26=埼玉)が破竹の勢いで福岡競艇場で行われている「笹川賞」2日目(23日)を終え、3連勝。このまま一気にスターダムにのし上がるのか。自慢のスピード旋回を武器に3日目11R、王者・松井繁に挑戦状を叩きつけた。ほか3戦オール連対の峰竜太、2勝マークの山川美由紀、秋山直之、篠崎元志が好調。瓜生正義も軽快な伸びを引き出しており着をまとめている。

 ここまで無傷の3連勝。スピードターンで名高い桐生が昨年大会を超える快進撃を見せている。初日1R、4コースからのまくり差しでオープニングを飾り、後半はインを押し切り連勝発進。2日目7Rは強ツケマイでインの峰を振り切り、3走ともに際立つスピード戦で先頭に躍り出た。

 SGは今回で6度目になるが、半分にあたる3回が笹川賞。出場権利がファン投票で得られるとあってモチベーションは高い。昨年は優出(6着)という形で結果を出した。今回は開会式で桐生にもじって「上昇“気流”で頑張ります」と宣言。今年は8優出4Vの好調モードに突入。“優勝戦に弱い”とされていた黒い歴史もどこ吹く風だ。

 「足併せで出ることはないが、回ったところの足が凄く良かった」と調整はバッチリ。全速スタイルの桐生が同体からでも抜け出せる最強の武器を手に入れた。この流れなら昨年以上の結果が期待できる。

 その桐生の攻めを許した峰だが、3戦オール連対と着をまとめている。調整のゾーンが狭いということで安心はできないが、コース問わないタイプだけに大崩れはなさそうだ。

 強力に伸びる山川が2日目はさらに調整を合わせ手前もアップ。イン逃げで2勝目を挙げた。ほか伸びで瓜生、篠崎元、出足系統で新田、秋山、岡崎が上位グループ。初日の鎌倉に続き2日目に水神祭を行った前田も、回転の上がりがスムーズになり納得の域に。日高、辻は着ほどの手応えがなく調整続行となる。

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2013年5月23日のニュース