【オークス】樫と相性いい2歳女王 ローブティサージュをV指名

[ 2013年5月14日 06:00 ]

オークスでの復活を狙う2歳女王ローブティサージュ

 オークス過去10年のデータから導き出されたのはローブティサージュ。

 (1)桜組断然 実はこれが単純でいて最も重要なオークス馬の条件。桜花賞組が他路線組を圧倒している。さすがに桜花賞で2桁着順に大敗した馬が巻き返したケースはないので9着以内を条件とした。一方、他路線組は1着が条件。過去10年では06年カワカミプリンセス(スイートピーS)、10年サンテミリオン(フローラS)、11年エリンコート(忘れな草賞)と3頭が優勝しているが、いずれもオークス出走時点で3勝を挙げていた。今年もそれぞれの1着馬が出走するが全て2勝馬。前走が強かったデニムアンドルビーには後ろ髪を引かれる思いだが、ここでバッサリと切る。

 (2)重賞実績 (1)で今年は桜花賞組に絞れた。過去10年の優勝馬で前走が桜花賞だった馬を分析すると、該当7頭で重賞連対の実績がなかったのは07年ローブデコルテのみ。ただ、この年はちょっと特殊。桜花賞1、2着馬が不出走だった。その2頭とはダイワスカーレットとウオッカ。出走していれば…と考えるのは当然だ。ディープインパクトの半妹として注目されるトーセンソレイユだが経験不足は否めない。

 (3)勝利距離 3歳牝馬には過酷な2400メートル。できるだけ長い距離で結果を残していることが必要だ。過去10年の優勝馬の勝ったレースの平均距離は1664メートル。一番短いスティルインラブ(03年V)の1467メートルを下限と考える。桜花賞2着レッドオーヴァルの勝利平均距離は1400メートルジャスト。わずかに及ばずサヨナラする。

 (4)2冠条件 残った2頭は桜花賞馬アユサンと2歳女王ローブティサージュ。過去10年の2冠馬4頭は、いずれも桜花賞で2番人気以内だった。桜花賞で伏兵視されていた馬の2冠達成は難しいのでは…。

 結論はローブティサージュ。オークスは前年の最優秀2歳牝馬と相性がよく、桜花賞で負けたトールポピー(08年)が巻き返したケースも。

続きを表示

2013年5月14日のニュース