赤字の松阪競輪再生へ 民間事業者から公募

[ 2013年3月28日 14:42 ]

 三重県松阪市は28日、赤字に陥っている市営松阪競輪場の事業存続を前提に、民間の事業者からの提案を公募するため、日本写真判定(東京)と4月からアドバイザー契約を結ぶと発表した。

 市によると、同社は富山競輪場などの再生に実績がある。応募した民間事業者による市民向けの公開プレゼンテーションを6月に実施し、事業者を選んで事業を請け負わせる。関連経費を盛り込んだ予算案を4~5月に議会に提出する。

 日本写真判定との契約は無償で、同社が事業を請け負う可能性もあるという。山中光茂市長は競輪事業の今後について「経営上のリスクはすべて民間事業者が負う。実質的な民営化」と話した。

 松阪競輪場は2009年度から赤字が続き、市は公開プレゼンテーションを計画、昨年末に関連の補正予算案を議会に提出したが否決された。

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2013年3月28日のニュース