【阪神JF】レッドマニッシュ出走権ゲットなら…

[ 2012年12月6日 06:00 ]

調教へ向かうレッドマニッシュ(右)。抽選突破なるか注目だ

 【G1ドキュメント=5日】ブエナビスタ(08年)、ジョワドヴィーヴル(11年)など、1勝馬の活躍が目立つ阪神JF。今年も抽選には注目だが、通れば面白いと岡本が思っているのがレッドマニッシュだ。母は98年V(当時は阪神3歳牝馬S)のスティンガー。所属はアパパネで09年V、ダノンベルベールで08年2着とレース実績のある国枝厩舎。さらに鞍上は先週の「スポニチ賞」ステイヤーズSを制した北村宏。買い材料がてんこ盛りだ。

 スティンガーは藤沢和厩舎に所属し、無傷の3連勝でG1制覇。国枝師は「母は自分もファン目線でしか分からない」と話すが、北村宏はよく知っている。レースでの騎乗経験こそないが調教にはまたがった。サトノギャラントなどマニッシュの兄姉5頭にも全て騎乗している。「顔は似ていますね。母は性格がきつい感じだった。母よりは優しくて乗りやすい」。初Vまでに3戦を要したが、「前走の勝ち方が良かったし、出られれば楽しみ」と期待を寄せる。

 追い切りは北村宏が騎乗して坂路併せ馬で4F51秒2~1F12秒3と上々の時計をマークした。鞍上の手は動いたが、北村宏は「いつもそんな感じ。順調ですよ」。師も「あまりスイスイ行く馬ではないから(追い切りの)見た目は良くないかもしれないが、やる気はある。気持ちも体もしっかりしてきた。母も勝っているし通用していい」

 血統、厩舎、鞍上全てが魅力大。これに抽選突破の運が加われば、最大の惑星になるはずだ。

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2012年12月6日のニュース