【JCダート】トランセンドV3へ飛ばす 1F12秒0

[ 2012年11月29日 06:00 ]

トランセンドは単走で軽快な走りを見せた

 3連覇に挑むトランセンドは、いつもの坂路ではなくポリトラックコースに登場。月、火曜に雨が降った栗東の坂路は水分を含んだタフなコンディション。安田師は「馬場が悪い。急きょ変更した」と説明した。

 単走で残り1000メートルから1F13秒を切るハイラップ。馬なりのままリズミカルなフットワークで駆け抜けた。時計は6F76秒6~1F12秒0。師は納得の表情を浮かべた。「相変わらず攻め馬は走る。昨年並みの状態で臨める。変わるのは相手だけだな」

 もがき苦しんだ1年だった。このレースを連覇して以降、3戦未勝利。往年のダッシュは影を潜め、自分の競馬に持ち込めないレースが続く。陣営は闘争心を目覚めさせようと、調整方法を工夫。1週前にはCWコースで、馬の後ろに入れて我慢。前走に続いてブリンカーを着用する。指揮官は「ハナに行けるかが今回もポイント」と明かした。

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2012年11月29日のニュース