【エ女王杯】3頭出しマイネ 真骨頂みせつける

[ 2012年11月9日 06:00 ]

挑戦者として一発を狙うマイネジャンヌ

 【G1ドキュメント=8日】クラブ馬主(株)サラブレッドクラブ・ラフィアンの冠名は牡馬が「マイネル」で牝馬は「マイネ」だ。従って今週のエリザベス女王杯は「マイネ」でイサベル、ジャンヌ、オーチャードと3頭がスタンバイ。

 今夏、札幌記念のレース後にファン向けのイベントでマイネルの総帥・岡田繁幸氏と社台ファームの代表・吉田照哉氏のトークショーがあった。二人が漫才のようなやりとりで笑いを誘い、同時に競走馬の奥の深さを語ったりと、聞き応えのある企画だった。

 その席で今年の米2冠馬アイルハヴアナザーを購入したいきさつに岡田氏が触れ「ぜひとも同じ米2冠馬だったサンデーサイレンスのような種牡馬になってもらいたい。またディープインパクトにも負けない種牡馬になり社台グループに対抗したい」と宣伝に努めたのを菱田は記憶している。

 同クラブ馬主の平地G1勝利は09年春の天皇賞のマイネルキッツ以来、現時点で3年半遠ざかっている。マイネジャンヌの清水久師は「そういう話題なら代表格は重賞勝ってる方(関東馬のイサベル)でしょ。ウチのはまだ条件馬です」と苦笑いを浮かべたが、「チャレンジャーなりの楽しみはあります」と本心も吐露。そう、強敵に挑む挑戦者の立場が似合うのは同クラブの特徴ではないか。イサベルか、ジャンヌか、はたまたオーチャードか、その真骨頂をみせつける。

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2012年11月9日のニュース