【アルテミスS】セキショウ、オークスにらむ杉浦師

[ 2012年11月1日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・美浦=31日】南馬場の朝一番の追い切りが一段落した時点で、浜田は北馬場へ向かった。スタンドに入ると杉浦師が朝食中。食べ終わるのを待って取材開始だ。まずは先週のレオアクティブ(スワンS9着)から。「あの(スローな)流れでは動くに動けない。仕方ない。馬はケロッとしている。京都に遠足に行って来たようなもの」と苦笑い。

 だが、今週のアルテミスSに出走するセキショウの話になると表情が一変した。追い切りはWコースの併せ馬。2歳未勝利のキンシバイを楽々と2馬身突き放した。「ソエ(若駒特有の管骨の痛み)が治まって本当に具合がいい」。ポイントに挙げたのは距離。「マイルはこの馬にとって少し短い。フワフワ走るタイプだから」とした上で「でも牝馬同士ならという気持ち。ここを勝ってくれるようならオークスでもいい競馬ができる」。デビュー前から素質を高く評価していた一頭。来春のクラシック舞台を見据えての挑戦だ。

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2012年11月1日のニュース