【クイーンS】アイムユアーズと新コンビ 池添ご機嫌!

[ 2012年7月26日 06:00 ]

<クイーンS>札幌ダートで追い切ったアイムユアーズはラスト11秒8の好タイムを叩きだした

 真夏の牝馬名物重賞「第60回クイーンS」の追い切りが25日、札幌、函館両競馬場で行われた。札幌組の3歳アイムユアーズは、初コンビを組む池添を背にダートコースで切れのある脚さばきを披露。惜敗した春の牝馬2冠の雪辱を果たすべく、北の大地で好スタートを切る構え。2年連続Vの3歳馬が今年も古馬をねじ伏せる。

 アイムユアーズと新コンビを組む池添は、並々ならぬ闘志を抱いて追い切りに騎乗した。札幌ダートコースで単走。クイーンS出走馬に与えられたG1ゼッケン仕様の特殊ゼッケン「1」を身に付けた馬体が躍動した。軽快な脚さばきで最終4コーナーを回ると、直線で鞍上の手がサッと動く。そのゴーサインにグッと馬体を沈めて加速、ラスト1Fは11秒8の超抜タイムを叩き出す。2週連続で追い切りにまたがった鞍上が好感触を口にする。

 「先週よりも時計を出す感じで、しまいは強めに追った。反応は良かったし、しまいもいい伸びだった。2週連続で乗っていいイメージで実戦に行ける」

 今月13日の札幌競馬場入厩時から帯同している平塚助手も「スムーズな走りでいい動きだったね。順調に乗り込んでくることができた」と納得の表情だ。

 【3221】の成績が示すように、抜群の安定感を見せてきた。G1でも桜花賞3着、オークス4着と崩れなかった。同助手は「不安な部分がなければ、いつも走ってくる馬だし、ジョッキーには自信を持って乗ってもらえれば」とエールを送った。

 鞍上は今春の牝馬クラシック戦線で桜花賞7着(ファインチョイス)、オークスは騎乗馬なしだった。それだけに、突如舞い込んだ世代屈指の実力馬の騎乗オファーは、何が何でも結果を残しておきたいところだ。

 「この後はトライアルには行かず秋華賞1本と聞いているので、ここは大事なレースになる。秋に乗れるか分からないし、ここで結果を出さないと次はない。しっかり乗りたい」

 昨年は同じ3歳アヴェンチュラに騎乗して、制した相性のいいレース。「連覇に関してはあんまり意識していない。世代上位の馬で52キロの重量なら、古馬相手でもきっちり決めないと」。人馬共に実りのある秋にするためにも、ここは負けられない一戦となる。

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2012年7月26日のニュース