【東海S】良血開花!ソリタリーキング 好位から抜け出し重賞初制覇

[ 2012年5月19日 15:50 ]

 「第29回東海ステークス」(G2・ダ1900メートル・良15頭)は19日、京都競馬場11Rで行われ、浜中騎手騎乗の4番人気、ソリタリーキング(牡5=栗東・石坂厩舎、父キングカメハメハ、母スカーレットレディ)が、好位から抜け出し優勝した。勝ち時計は1分56秒4。浜中騎手は本走初勝利、石坂調教師は05年サカラート以来、本走2勝目。

 ややバラついたスタートから、アイファーソングがハナを奪うと、ヒラボクキング、バーディバーディ、ニホンピロアワーズらが続く。連覇を狙ったワンダーアキュートは5~6番手、ミラクルレジェンドはワンダーアキュートを見る位置からレースを進めた。

 4コーナーから直線に入り、好位に付けていた各馬が一気に先頭に並び掛けると、横一線となった直線半ばから、ニホンピロアワーズが抜け出す。これを追ってソリタリーキングが鋭く脚を伸ばし、ゴール板寸前でニホンピロアワーズを差し切り重賞初制覇を果たした。半兄に05年同レースを制したサカラート、ヴァーミリアン、キングスエンブレムなどを持つ良血馬。今後の活躍を期待させる一戦となった。

 クビ差の2着にニホンピロアワーズ、そこから3/4馬身差の3着にサイレントメロディが入った。

 ◇ソリタリーキング 5歳牡馬、父キングカメハメハ、母スカーレットレディ。北海道安平町のノーザンファーム生産、馬主はサンデーレーシング。戦績は18戦7勝、重賞初勝利。獲得賞金は1億6362万9千円。

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2012年5月19日のニュース