【皐月賞】アダムス復権へ!ピンナ中山対策万全

[ 2012年4月14日 06:00 ]

 弥生賞で1番人気に支持されながら8着に敗れ評価急落のアダムスピーク。復権を託されたのが新コンビを組むニコラ・ピンナだ。金曜朝、坂路を4F65秒6で軽快に駆け上がったパートナーの動きを確認した23歳の若武者は、報道陣に自分から話しかけた。「本当にコンディションが良さそうだ」。3週連続で調教に騎乗し、よほどの好感触をつかんだ様子。質問を遮るように「最終追いも少し手綱を動かしただけでファンタスティックな動きだった。どんどん調子が上がっている」とまくしたてた。

 昨春に初来日し、既に日本で21勝をマークしているが、中山での騎乗は皐月賞当日が初めて。だが、情報はもちろん入手済みだ。「ミルコ(デムーロ)から“阪神を小さくしたようなコース。同じ距離でも中山の方がタイトに感じる”と聞いている」。同じイタリア出身で皐月賞2勝の先輩からアドバイスをゲットした。2番枠についても「いい枠だがスタートを失敗すれば包まれる。そこは気を付けて乗りたい」とイメージを描いている。

 トーセンジョーダンで制した天皇賞・秋、アイムユアーズのフィリーズレビューと日本で勝った重賞はいずれもテン乗り。大舞台に強い若武者は、貪欲にタイトルを狙う。

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2012年4月14日のニュース