妻と長男の死体遺棄容疑 競走馬牧場経営者逮捕

[ 2012年3月11日 23:17 ]

 北海道警は11日、妻と長男の遺体を車のトランクの中に入れて遺棄したとして、死体遺棄容疑で新冠町新和の牧場経営中村伸一容疑者(55)を逮捕した。

 逮捕容疑は11日、苫小牧市内を走行中の乗用車のトランクの中に妻で牧場手伝いの理恵さん(42)と小学4年の長男響季君(10)の遺体を乗せ、遺棄した疑い。

 道警によると、近くに住む母親が4日ごろから中村容疑者一家の行方が分からないと捜索願を提出。11日午前、苫小牧市内の国道で車を運転していた同容疑者が道警の捜査員から職務質問を受け、トランクの中から2人の遺体が見つかった。目立った外傷はないといい、道警は2人が死亡した経緯などについても調べる。

 中村容疑者は妻と長男の3人暮らしで、競走馬を育成する牧場を経営していたという。

 近所の女性(87)は「3人は一緒に外食したりして仲が良さそうだった。響季君は道で会うとあいさつしてくれる元気な子だった」と驚いた様子だった。

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2012年3月11日のニュース