【フェブラリーS】テスタマッタ 圧巻末脚で中央G1初制覇!トラン7着

[ 2012年2月19日 15:53 ]

第29回フェブラリーステークスを制したテスタマッタ(右)

 2012年中央競馬G1の幕開けを告げる、東京11R「第29回フェブラリーステークス」(19日・ダ1600メートル・良16頭・G1)は7番人気で、岩田康誠騎手騎乗のテスタマッタ(牡6=栗東・村山明厩舎、父タピット、母ディフィカルト)が、鮮やかに抜け出しG1初制覇を飾った。勝ち時計は1分35秒4。岩田騎手、村山調教師ともに同レース初勝利。

 
 大観衆が見つめる中、キレイに揃ったスタートを切ると、セイクリムズンがハナを奪うと、グランプリボス、トウショウカズンも好位につけ、トランセンド、エスポワールシチー、ワンダーアキュートは先団を見る位置からレースを進め、レースはセイクリムズンのつくるペースで流れていった。

 4コーナーから直線を迎え、逃げたセイクリムズンの手応えが怪しくなると、徐々にポジションを押し上げたトランセンド、ダノンカモンらを含む好位に付けていた各馬が横一線に広がり、大接戦となる。その接戦を大外からテスタマッタが猛然とした末脚で追い込んでくると、並ぶ間もなくかわし去る。そのままゴール板を駆け抜けG1初制覇を果たした。

 2馬身差の2着に4番人気のシルクフォーチュン、そこから3/4馬身差の3着には2番人気のワンダーアキュートが入った。1番人気のトランセンドは7着に沈んだ。

 ◆テスタマッタ 6歳牡馬、父タピット、母ディフィカルト。米国産、馬主は吉田和美氏。戦績は24戦6勝(うち地方6戦1勝)、重賞は3勝。獲得賞金は3億2442万5千円(うち地方8800万円)。

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2012年2月19日のニュース