【新鋭王座決定戦】実績No.1平本 負けられん!

[ 2012年1月27日 06:00 ]

新鋭王座決定戦

 優勝候補の筆頭が正念場を迎える。予選最終日を前にして得点率26位タイに甘んじている平本真之(27=愛知)。昨年のSGグランドチャンピオン決定戦で優勝戦1号艇を獲得するなど新鋭王座では格上の存在だ。ここまでは精彩を欠いていても、勝負どころで黙っているはずがない。平凡エンジンを立て直し、準優勝戦進出の推定ボーダー6・00をクリアする構えだ。

 10年MB記念、11年グラチャン。2回のSG優出経験を持ち、実績No・1の平本が窮地に立たされた。ここまで4戦1勝。白星こそ挙げているが、残る3走は5、6、5着と大敗。得点率26位に低迷している。「準優勝負駆けになるなんて情けない。(3日目9Rは)スタート放ってしまったし2Mも失敗。ターン回りは悪くないが、伸びが足りないからコーナーで余裕がなくなってミスをしている。悪循環」と自らへの憤りをあらわにした。

 準優進出の推定ボーダー6・00をクリアするには4日目の2走で1、2着が最低条件。枠の利もなく、厳しい状況だ。それでも平本は「予選で終わるわけにはいかない。なんとか伸びをつけたい。もう一度、整備も考える」と不屈の精神を持って臨む。最後の新鋭戦に懸ける意気込みとSGファイナリストの自覚。2つの熱い思いを胸に逆転進出を狙う。

 3日目を終えて得点率トップに立ったのは茅原。4日目12Rで3着以上なら予選1位が確定するが、実戦足を中心に仕上がりも良く、トップ通過を果たす可能性は高い。ほかの得点上位勢では永田、池永、藤田、上野、深谷の動きに力強さがある。2日目に転覆した坂元も、アクシデントの影響もなく上位に近い気配を見せている。

 ボーダー近辺では西村、末永祐、大池、大野らが仕上がり上々。また松尾、青木、丹下、鶴本は1号艇を含めた好枠での2走だけに、一気のポイントアップを果たしても不思議はない。

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2012年1月27日のニュース