【JCダート】ワンダーアキュート、一変あるかも

[ 2011年11月30日 06:00 ]

<JCダート>コース巧者のワンダーアキュート

 【G1ドキュメント・29日】JCが駄目でもJCダートがある。先週の予想が振るわなかった柏原は気持ちを切り替えて全休明け取材に臨んだ。朝イチの栗東坂路モニターに映し出されたのがワンダーアキュートだ。力強いフットワークで4F69秒4。気合をグッと内に包み込むような雰囲気で駆け上がってきた。

 スタンド1階のモニター前では佐藤正師がその様子をチェックしていた。「先週、追い切ってだいぶ気合が乗ってきたな。前走とはそのあたりが違う」。その休み明けの前走・みやこSは勝ったエスポワールシチーと同じ58キロを背負って4着。トレーナーは「前走も見た目には仕上がっていたけど、さすがに半年近く休んでいただけにね。それでも勝ちに行く競馬でバタッとは止まっていない」と評価する。

 1度使って予定通り本番へ。東海Sなどダート重賞5勝をマークした半兄ワンダースピードもどちらかと言えば叩き良化型だった。阪神ダートで7戦5勝のコース巧者が2走目でガラッと変わるかもしれない。

 「阪神は好走実績があるし坂が苦手ってことはないわな。本質的に使いながら良くなるタイプで、今度は息の持ち方が違ってきそう。前を見ながらの競馬になるだろうし、あとはどれだけ攻めていけるかだね」

 準オープン→シリウスS→武蔵野S3連勝の勢いで臨んだ一昨年のこのレースは6着に終わった。「あのときは馬がまだ若かった」とトレーナー。2年ぶりに仁川の頂上決戦へ。成長度を示す舞台にもなる。

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2011年11月30日のニュース