移籍初戦でV5!アスカリーブル大井の新ヒロイン

[ 2011年11月4日 06:00 ]

兵庫からの大井移籍初戦を快勝し、デビュー5連勝とした牝馬アスカリーブル(大井競馬場提供)

 【地方競馬です!!】史上初のJBC3競走実施で盛り上がったTCK。2歳戦では新たなヒロイン候補が大井で初めて勝ち名乗りを上げた。くまたか特別(10月31日、1200メートル)を快勝したアスカリーブル(大井・佐野謙二厩舎)。兵庫で9月の牝馬重賞まで4戦4勝。大井移籍戦で連勝を伸ばしたのだ。

 3、4番手から3角付近では行き脚が鈍ったが4角からは余裕ある手応えで1馬身抜け出した。鞍上・江川は「砂をかぶって少し嫌がったが外に持ち出してハミを取ってからはスムーズ。直線は馬が来たらまた伸びてくれたので最後は無理せずに。しぶいところがあり、距離が延びるのは問題なさそう」と振り返った。

 地区が異なるとはいえデビュー5連勝は立派。佐野師(47)も「体重が増え、ひと追いごとに張りが出てきたし、まだまだこれからの馬」と伸びしろに期待する。ハイセイコー記念組や、来週の川崎ローレル賞に出走する牝馬一線級とは未対戦。一方で「上位との差をどれだけ詰められるか」と慎重かつ冷静な姿勢で臨む。

 園田重賞勝ちでグランダムジャパン(牝馬重賞シリーズ)の10点を保有する同馬。今後の予定は流動的だが、地元路線で大みそかの東京2歳優駿牝馬を目指すか、あるいは笠松のプリンセス特別(12月12日)に向かうことになりそうだ。(池田 裕文)

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2011年11月4日のニュース