【天皇賞・秋】先週戦列復帰!佐藤「良い騎乗みせる」

[ 2011年10月28日 06:00 ]

<天皇賞・秋>引き運動をするアーネストリー

 今週の日曜東京メーンは「第144回天皇賞・秋」。ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「キーマンの懐へ」は、アーネストリーに騎乗する佐藤哲三騎手(41)に胸の内を聞いた。

 ――アーネストリーですが最終追い切りは坂路4F52秒0。

 佐藤 無理に押すこともなくゴール前は勝手に自分で走ってくれた感じ。気持ちが乗ってきて動きも良くなっています。

 ――前走(オールカマー1着)は久々なのに12キロ減の522キロ。

 函館競馬場から放牧を挟んで帰厩。それからまた中山へ移動したということで減ったようです。乗っていて違和感は全くありませんでした。

 ――3コーナーでは早々に前を射程圏に捉えた感じ。

 相手関係を考えても、あのあたりから動いても勝たなくては…という気持ちはありました。

 ――最後はレースレコードでの圧勝。

 貫禄勝ちと言える内容だったと思います。時計も速かったし、秋初戦としては良いスタートを切れたと思います。

 ――59キロを背負った影響もなかった?

 背負わされている分、最後にグッと沈んでいくような手応えは正直ありませんでした。それでも上がりは35秒を切ったのだから立派だと思います。

 ――この中間の調教からさらに上向いている感じ?

 変わらず良いという感じです。休み明けを好時計で走ったけど反動もダメージもなかったというのが良かったと思います。

 ――脚質的には必ずしも東京向きとは思えない。

 コース適性という意味ではブエナビスタの方が上でしょうね。だけど極端に上がりがかかるわけではなく、それなりの脚で上がれるので絶対的に不向きだという気持ちはありません。

 ――乗り味はタップダンスシチーと互角と言っていましたね?

 いや、乗り味という点で言えばタップダンスシチーよりも良いですよ。そういう意味では東京コースが気になるということもないんです。

 ――佐藤騎手自身、ケガで休み、先週戦列に復帰したばかりですが?

 肋骨を3本折りました。でも回復も早く、迷惑のかからない騎乗ができる状態にはなりました。良い騎乗をしてみせます。

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2011年10月28日のニュース