【札幌新馬戦】藤沢厩舎の結晶サトノギャラント初陣

[ 2011年8月17日 06:00 ]

クラシックを目指すサトノギャラント

 今週は各競馬場で良血2歳馬が続々とデビューを果たすが、特に見逃せないのが日曜札幌6R。ジャングルポケット(ダービー)、マツリダゴッホ(有馬記念)などの名馬を輩出した芝1800メートル戦だが、まずは藤沢和厩舎が送り出すサトノギャラント(牡、父シンボリクリスエス)に注目だ。

 母は無傷の3連勝で98年阪神3歳牝馬Sを制したスティンガー。父はG1・4勝馬で、かつての藤沢和厩舎所属馬による夢のカップリングだ。札幌競馬場で入念に乗り込まれており、11日の1週前追いでは芝コースでリリエンタール(4歳1600万)を3馬身追走。田面木(レースは横山典)が軽く右ムチで促しただけでグッと伸びて2馬身先着。ラスト1F11秒5を叩き出した。

 「反応がいい。落ち着いた気性で、真面目に走ってくれる。兄姉(ブランジェリーナ、タイガーファング)にも乗ったが気性が前に行き過ぎていた。この馬は気持ちをコントロールできる」と田面木は精神面の良さを挙げた。土田助手も「芝で素軽さが出る。日に日に良くなっていくね。いいフットワークだし距離的にも問題なし」と高く評価する。メンバーのそろう一戦を突破して来年に夢をつなぎたい。

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2011年8月17日のニュース