【オークス】新婚・藤岡佑がブリーズ持って来る

[ 2011年5月18日 06:00 ]

<オークス>洗い場で体を洗ってもらうシシリアンブリーズ

 【G1ドキュメント・17日】上岡が橋田厩舎に入ると写真部・小海途記者がカメラを構えていた。その先にはシシリアンブリーズ。良血が結集されたサラブレッドのたたずまいは美しい。早速厩舎の番頭格・中内田助手に聞いた。

 「体の線がきれい。全体のバランスが良くてスラッとした牝馬らしい体形ですね。クロフネの妹というよりも、父ゼンノロブロイの牝馬というイメージ」

 骨量豊富なクロフネ産駒は胴が詰まってスピードの勝った印象だ。一方、ゼンノロブロイ産駒は昨年のオークス馬・サンテミリオンのように胴が長く中距離が向く感じ。つまり見た目からは距離が延びて良さそうだと受け取れる。レースでの特徴についても、いかにもオークス向きと思える答えが返ってきた。

 「長くいい脚を使えるのが持ち味。距離や長い直線は心配していません。相手は強くなりますけど、いいところだけ引き出してくれれば恥ずかしい競馬はしないと思う」

 鞍上は2走前の藤岡佑に戻る。中内田助手は「競馬で佑介が教えてくれている。忘れな草賞(6着)で折り合いを付けてくれて、つながったのがスイートピーS(2着)。自由に走らせていたら折り合いは付いていなかった」と分析していた。コンビ再結成は心強い。また、藤岡佑は先週、結婚を発表したばかりだ。関係者に冠婚葬祭のあった馬を狙え!は馬券術の1つでもある。取材からは確かな追い風が感じられた。

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2011年5月18日のニュース