【シンザン記念】ミスターX カイザー“経験”生かす

[ 2011年1月9日 06:00 ]

 京都のメーン11Rは、今年最初の3歳重賞となるシンザン記念(G3)。近年はマイルよりも長い距離を経験していた馬が活躍。05年以降の勝ち馬は全て1800メートルの距離を経験していた。京都の外回りコースで行われるため、最後の長い直線に備えて、道中のペースは落ち着きやすい。そこで中距離のゆったりした流れを経験していることが重要となってくるのだ。断然人気になっている2戦2勝のドナウブルーは、マイル戦のみしか経験しておらず、今回は狙いづらい。

 本命は2000メートルまでの距離を経験済みのマーベラスカイザー。2走前の京都2歳Sは素質馬をまとめて差し切って快勝。うまく折り合えれば、決め手はここでも上位だ。だが、前走のラジオNIKKEI杯2歳S(13着)のように折り合いを欠いて大敗するケースもある。そういう気性面から距離短縮は歓迎。少しでも流れが速くなって折り合えれば、2走前に見せた末脚を発揮できるはず。前に壁が作れる内枠も好材料で、前走からの巻き返しに期待だ。

 馬単(3)から(7)(8)(14)(15)(16)。

 中山メーン11R・ジャニュアリーSは昨年の覇者ニシノコンサフォスで勝負。前走・カペラS(14着)はハナを奪えず、苦しい展開だった。逃げられなければもろいタイプで、前走は度外視できる内容だ。この中間は本来の行きっぷりが戻ってきており、今度こそハナに立って押し切るか。

 馬単(8)から(6)(9)(13)(15)(16)。

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2011年1月9日のニュース