【天皇賞】ブエナビスタ中心も群雄割拠か

[ 2010年10月11日 06:00 ]

 【天皇賞を占う】今秋の天皇賞は、有力馬のステップが分散したことで比較の難しいG1となりそうだ。実績的には、宝塚記念でナカヤマフェスタの2着だったG1・4勝牝馬ブエナビスタが最右翼だが、4カ月ぶりでのぶっつけ参戦。同じく宝塚記念(8着)以来となる春の天皇賞馬ジャガーメイルとともに、今後の調整過程をじっくり吟味する必要がある。

 毎日王冠でワン・ツーを決めたアリゼオとエイシンアポロンの3歳2頭は出否未定だが、参戦してくれば未知の魅力たっぷり。オールカマーを制したシンゲンは、もともと左回りを得意にしているだけに、本番でさらにパフォーマンスを上げてくる可能性が高い。そして、実績的にも臨戦過程からも大いに期待できそうなのが、札幌記念Vから直行するアーネストリー。春の宝塚記念ではブエナビスタと0秒1差の3着だったが、順調さと上昇度で逆転戴冠も十分だろう。

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2010年10月11日のニュース