【札幌記念】ヒルノダムール「魅力」たっぷり

[ 2010年8月18日 06:00 ]

初の古馬相手にも“一発”を狙うヒルノダムール

 先週のクイーンSは3歳のアプリコットフィズが制したが、札幌記念にも侮れない3歳馬がいる。皐月賞2着ヒルノダムールだ。究極の瞬発力勝負となったダービーこそ9着に敗れたが、この馬自身も上がり3Fは33秒3をマーク。上籠助手は「位置取りの差でしょう」と悲観していない。初の古馬相手の一戦にも「54キロは魅力だね」と色気をのぞかせた。

 状態も上々。帰厩直後の7月10日は452キロとやや物足りない馬体だったが、現在は470キロ(前走時462キロ)まで増えた。上籠助手は「ローレルゲレイロと同じタイプで、やればやるだけ筋肉がつく」と同厩舎の先輩G1馬を引き合いに出して特長を説明。体重増はそのまま目下の充実ぶりを物語る。最大のポイントはゲート。スタートで後手、後方になっては小回りの札幌では厳しいだけに、上籠助手は「内外はどうでもいいが、後入れの偶数枠が欲しい」と話した。その希望がかなえば、好走確率はグンとアップする。

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2010年8月18日のニュース