クラシック戦線はロジが1頭抜け出した

[ 2009年3月9日 06:00 ]

 【クラシックを占う】対戦関係と勝ちっぷりから、現時点ではロジユニヴァースが1頭抜け出した形といえる。弥生賞は、かなり楽なペースでの逃げ切りでマックスの力を出していないが、2歳王者を全く問題にしなかったのは事実。最後は流して後続を離しており、時計などは地味でも強さは際立っていた。

 きさらぎ賞を圧勝した“西の横綱”リーチザクラウンにラジオNIKKEI杯2歳Sで完勝しており、これで4戦無敗。スプリングS、若葉S、毎日杯とステップレースは多く残っているが、よほど強烈なパフォーマンスを見せる馬が現れない限り、皐月賞での主役の座は不動だろう。
 距離の融通性はありそうなだけにダービーでも有力だが、スピードあふれる先行型とあって怖いのは決め手のあるタイプ。共同通信杯を圧巻の切れで楽勝し、皐月賞はパスする予定のブレイクランアウトが強力なライバルとなりそうだ。(鳥谷越 明)

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2009年3月9日のニュース