コクオー早くもドバイＷＣに照準／漁火Ｓ

　函館メーン・９Ｒの漁火Ｓはサトノコクオー（牡４＝藤沢和）が４連勝を決めてオープン入りを果たした。豪雨の中、前の馬が蹴り上げる泥を嫌がって後方追走となったが、直線外に持ち出すと先行馬群を一気にのみ込む圧巻の走りを披露。「あきらめないで追ってよかった。凄い馬だ」とホワイトも驚きの表情。レース後、藤沢和師は海外挑戦を表明。「この賞金でオープンに入っても除外ばかりで使えない。オーナーとも話し合ったが、速い段階で海外の使えるレースを使っていきたい」とした。最大目標は来年３月のドバイワールドＣ。１１月か１２月に現地入りし、一般戦を使ってからトライアルレースで出走権利獲りに挑む。鞍上は前走でコンビを組んだ安藤勝が有力となっている。