桜2着=樫の女王=マイア/オークス

[ 2008年5月25日 06:00 ]

 【3連単ナビ★オークス】アドラーブル、ダンスパートナー、メジロドーベル、シーザリオ…。桜花賞2着から樫の女王へと輝いた馬は近年だけを振り返っても数多い。そして桜2着馬の出世頭といえばダービーを制した昨年のウオッカ。桜花賞銀メダルは出世へのパスポートと言っていい。

 今年の桜花賞2着はエフティマイア。17頭中15番人気の伏兵だったが、楽に中団に付けると直線を向いて力強い伸びを見せ、一瞬先頭に立った。最後はレジネッタに差されたが堂々たるレースぶりだった。
 デビューから3連勝したが、その後は苦杯続き。華麗なる復活劇の理由は、解散した名門厩舎と期待の大きい新興厩舎の“化学反応”にあったのではないか。今年2月まで所属した矢野進厩舎はギャロップダイナ、ダイナアクトレス、スルーオダイナなどで一時代を築いた。その大厩舎でマイアは競馬を覚え、基礎固めを行った。そして同厩舎の解散を受けて新規開業の鹿戸雄厩舎へ。こちらは藤沢流。最新の手法をどんどん取り入れていく。つまりエフティマイアは古典的管理術によって基本を叩き込まれ、鹿戸雄師による最新エッセンスによって長所をグンと伸ばされたのではないか。その結果が桜花賞2着に結びついたのだ。
 桜花賞直前、担当の小松厩務員は「印がなさすぎるな。甘く見ると痛い目に遭うぞ。出来はいいし力のある馬なんだから」と警告した。今回も自信を持って愛馬を大舞台へと送り出す。桜花賞2着馬の力を素直に評価して勝負にいきたい。相手筆頭は桜花賞馬レジネッタ、さらにレッドアゲート、ソーマジックの田村厩舎2頭、決め手鋭いリトルアマポーラ。(6)からの軸1頭マルチで(4)(10)(12)(18)の36点で勝負。(ナビ班)

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2008年5月25日のニュース