トリック出遅れ癖克服して自信/天皇賞

[ 2008年5月1日 06:00 ]

 時計、動きからはっきりと良化がうかがえた。トウカイトリックは坂路4F50秒8~1F12秒8。堂々の自己ベストをマークした。それでいて脚色に余裕あり、またがった幸も驚くほど。「52~53秒かなと思っていた。それだけよく体が伸びて走っているんだと思う」。さらに、ジョッキーは乗り味の面でも変化を感じている。

 「チャカチャカしたところがあったが、落ち着いてどっしり構えている」
 原因を探れば、中間みっちりとこなしたゲート練習の効果か。追い切り後は野中師が騎乗してゲートへ。「前走(阪神大賞典4着)は出遅れがすべて。G1で悔いの残る競馬はしたくないから、中間は課題のゲート練習を中心に。今はゲートの中でもノンビリしているよ」。大一番を直前に控えて課題を克服し、気配も上向き。昨年(3着)以上の結果を。手応えは十分過ぎるほどにある。

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2008年5月1日のニュース