トヨタ勢は6位と8位、上位争い絡めず ルマン24時間

[ 2015年6月14日 22:38 ]

 伝統の自動車耐久レース、第83回ルマン24時間は14日、フランス西部ルマンのサルテ・サーキット(1周約13・6キロ)でゴールを迎え、2台で初優勝に挑んだトヨタは上位争いに絡めず、6位と8位に終わった。

 8番手でスタートした中嶋一貴らのトヨタ1号車は、アンソニー・デービッドソン(英国)が運転していた開始5時間ごろに接触を起こして遅れ、9周遅れの8位。7番手から出た2号車は8周遅れの6位だった。

 最高峰のLMP1クラスへ復帰して2年目のポルシェは395周を走った19号車と1周遅れの17号車で1、2位を占め、17年ぶりに単独最多の17勝目を挙げた。アウディは連覇が5で止まり、2周遅れの3位が最高だった。

 ことし、LMP1クラスに戻ってきた日産は3台ともトラブルが相次ぎ、松田次生らの21号車が前半、23号車が終盤にリタイアした。

 ▼中嶋一貴の話 悔しくはない。相手が壊れるのを待つだけの戦いだったので。単に向こうは壊れなかった。これで来年以降の目標ははっきりした。現実は受け止めるしかない。

 ▼佐藤俊男トヨタ・レーシング・チーム代表の話 今日の仕事はノーミスだった。そこは誇りに思っていい。ただし、結果には満足できない。この悔しさを忘れずに、強いトヨタになって、来年戻ってきたい。(共同)

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2015年6月14日のニュース