エアバッグ、またリコール 25車種、計約80万8千台
ホンダ、日産自動車、マツダは23日、事故の衝撃を和らげるエアバッグの装置が衝突時に破裂する恐れがあるとして、ストリーム、キューブ、アテンザなど25車種、計約80万8千台(2000年8月~05年12月製造)の追加リコールを国土交通省に届けた。
トヨタ自動車などが昨年4月、同じエアバッグの不具合で41車種、計約73万台をリコールしたが、エアバッグを製造した部品メーカー、タカタ(東京)のリストに漏れがあり、トヨタが今月11日に20車種、約64万8千台を追加リコール。各社が再調査を進めていた。
一連のリコールでは、国内約218万台を含め全世界で計約799万台(うち今回分は約292万台)がリコール対象となり、異例の規模となった。部品の共通化で対象台数が拡大した。
国交省によると、助手席のエアバッグを膨らませるガス発生剤を詰める工程にミスがあり、ガスの容器が破損し金属片が飛び散ったり出火したりし、けがをさせる危険がある。
岡山県で昨年5月、事故が起きたホンダのフィットで、部品が飛び散りダッシュボード周辺が焼けたといい、ホンダが関連を調べている。
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