富士重工 軽自動車の生産終了…54年の歴史に幕

[ 2012年3月1日 06:00 ]

富士重工業が1958年に発売した軽自動車「スバル360」

 富士重工業は29日、最後の軽商用車「スバル サンバー」の生産を終え、54年の軽自動車生産の歴史に幕を下ろした。販売は、ダイハツ工業から供給を受けて続ける。

 軽自動車を生産してきた群馬製作所本工場(太田市)は、3月からトヨタ自動車と共同開発した小型スポーツ車などに切り替える。

 富士重工は1958年に発売した軽自動車「スバル360」などで自動車メーカーとしての基礎を築いたが、主力車「レガシィ」など普通乗用車の開発や生産に経営資源を集中するため、軽生産からの撤退を決めた。ダイハツのほかに、スズキやホンダ、三菱自動車は引き続き軽自動車を生産する。

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2012年3月1日のニュース