トヨタ 新型HV「アクア」を発売

[ 2011年12月26日 18:24 ]

トヨタ自動車が発表した、新型のハイブリッド車「アクア」

 トヨタ自動車は26日、新型のハイブリッド車(HV)「アクア」を全国で発売した。大ヒットとなったHV「プリウス」よりも燃費を向上させ、プリウスに続く主力車種に位置付けた。販売台数は月間1万2000台を見込んでいる。

 車体はプリウスより一回り小さい全長約4メートルで、最低価格は169万円。実際の走行に近い新基準で1リットル当たり35・4キロと、HVとして世界一を達成。

 自動車各社は相次ぎ低燃費の小型車を発売する一方、政府もエコカー補助金で販売を後押しするため、競争の激化は確実だ。

 ハイブリッドシステムの軽量化などで燃費性能を高めた。グループの関東自動車工業の岩手工場(岩手県金ケ崎町)で生産する。同社の服部哲夫社長は東京都内で開いた発表会にテレビ中継で参加し、「東日本大震災からの復興に向け、アクアが小さな光であってくれたらと思う」と話した。

 トヨタ店、ネッツ店などトヨタの販売4系列すべてで取り扱う。米国など海外約50カ国にも今後、順次投入する。

 アクアはラテン語で水の意味。水のように自由に広がり、より多くの顧客へ浸透するよう願い、命名したという。

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