三菱の軽、1万台リコール 65キロ以下での走行呼び掛け

[ 2011年6月23日 20:30 ]

 三菱自動車は23日、高速走行時に自動変速装置が壊れる恐れがあるとして、軽自動車の計1万987台のリコールを国土交通省に届けた。一部の車種では燃料漏れで火災となる可能性があり、交換部品の準備に1カ月程度かかるため、当面、時速65キロ以下で走行するように呼び掛けている。

 国交省によると、対象車はミニキャブ、タウンボックス、パジェロミニと、OEM(相手先ブランドによる生産)供給した日産自動車のクリッパー、クリッパーリオ、キックス(昨年7月~今年6月生産)。

 変速装置内の設計が悪く、潤滑油が通りにくくなることが原因。車種によっては、動力軸が外れ、燃料タンクを損傷させる場合がある。事故は起きていないが「異常音がして走れなくなった」といった報告が昨年11月以降に3件あった。

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2011年6月23日のニュース