マツダの新型「デミオ」HV並み燃費で140万円

[ 2011年6月5日 18:48 ]

 マツダが今月30日に発売する、新開発低燃費エンジン搭載の新型「デミオ」の価格を140万円からとすることが5日、分かった。ガソリンエンジンでハイブリッド車(HV)並みの燃費を実現し、価格は比較的安く設定することで販売を伸ばす戦略だ。

 消費者は燃料費を含む自動車のコストに敏感になっており、燃費と価格をめぐる各社の競争がさらに激しくなりそうだ。

 燃費は、実際の走行に近い測定方法「JC08モード」でガソリン1リットル当たり25・0キロ。新型エンジンのほか、無段変速機の改良や、車体下部にカバーを付けて空気の流れをよくすることで走行抵抗を減らし、燃費性能を向上させた。

 燃費が26・0キロとほぼ互角のホンダの小型車「フィット」のHVモデル(159万円)に比べ、デミオは19万円安い。

 マツダは今後発売する新型車についても、エンジンや変速機などを全面的に見直すことで環境性能を高める方針だ。イメージで先行するHVに対抗し、どこまでユーザーに訴えられるかが課題になる。

続きを表示

2011年6月5日のニュース