可夢偉の同僚ペレス 大クラッシュ…決勝欠場濃厚
F1モナコGP公式予選
(5月28日 モンテカルロ市街地特設コース)
ザウバーの小林可夢偉(24)の同僚で新人のセルヒオ・ペレス(21)が予選最終ラウンド(Q3)で大クラッシュした。
Q3に初進出したペレスは残り2分26秒、トンネル出口付近を時速300キロ近いスピードで走っていたが、マシンがコントロールを失い右の壁に接触。横滑りして右側面からタイヤバリアーに突っ込んだ。すぐさま救急隊が駆けつけ、右側が大破したマシンは白い布で覆われた。
周囲は緊張感に包まれたが、チーム関係者によると、モナコ市内のグレース・ケリー記念病院に搬送されたペレスは意識もあって話せる状態という。小林も相棒の無事に「よかった」と一安心していた。ただペレスのレース欠場は濃厚で決勝は1人で戦うことになる。
Q3は約40分間中断した後で再開され、王者のセバスチャン・フェテル(23)が今季5度目(通算20度目)、モナコで初のPPを獲得した。(モンテカルロ・柴田久仁夫通信員)
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